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学内の講演会で中小企業の事業承継問題に関心を抱き、金融機関へ。

株式会社りそな銀行 内定

経済学部 経済学科 4年 大阪府立門真なみはや高等学校 出身

(取材内容は2023年9月時点のものです)

コロナ禍でなかなか活動できなかった2年間。3年生からのゼミ活動が大きな思い出に。

大学の教室は、机が固定されていることが多いですよね。でも追大のオープンキャンパスで総持寺キャンパスを訪れた時、「この大学は机が動かせる!」と驚きました。動かせる理由は多くの授業でグループワークが取り入れられているから。楽しそうだし、グループワークを通してコミュニケーション力が身につけば今後に活きるだろうと、追大を選びました。
大学での思い出はゼミに尽きます。コロナ禍により1・2年生の頃はオンライン授業が中心で通学することが少なく、あまり友達も作れませんでした。その分、3年生からのゼミ活動が本当に楽しくて、特に関西広域連合主催の学生等との意見交換会に参加したことが最も印象に残っています。
大会には他の大学も参加していて、僕たちのグループは、街のベンチにQRコードを付け、スマホで読み取るとARで周辺の飲食店や観光地の情報が見られるようにする施策を提案しました。
この提案は、ニューヨーク市が歩道などに2,000脚以上のベンチを設置したという事例にヒントを得ました。街なかにベンチを置くと人々の滞在時間が増え、その分消費活動も促進されるという理由からベンチの設置が進められたそうです。この事例を元に、ARといった技術を加えればより効果的なベンチになるのでは、と企画をまとめました。
苦労したのは、ベンチに関するデータ集め。資料がなかなかなくて、阪急茨木市駅半径500mにあるベンチを調査するなど、自分たちの足でデータを集めました。コロナ禍によりなかなか大学で活動できなかった分、半年以上かけて提案をまとめたこの経験は、大きな思い出になりました。

ゼミで生まれた先輩とのつながりが就職活動の大きな力に。

他にゼミで得たのは、先輩との縦のつながりです。僕はクラブやサークル活動もしていなかったのでそれまで先輩と知り合う機会がありませんでした。所属するゼミは3・4年生合同でのゼミが行われることも多く、ここで出会った先輩方が関西広域連合の活動や就職活動でたくさんの助言をくれてとてもお世話になりました。僕たちは何も返すことができないのに、忙しい中でも面接練習や相談に応じてくださり、とても感謝しています。
就職先に銀行を選んだのは、大学の講演会で担い手不足により中小企業で事業承継が社会問題となっていると知ったからです。中小企業が潰れるのは、赤字経営だからだと思っていたのですが、実は黒字経営にもかかわらず後継者が見つからずに事業をやめざるを得ない企業も多いと知り、そうした事例をなくす仕事に携わりたいと考えるようになりました。事業承継の仕事は、コンサルティング会社でもできますが、銀行であれば事業承継時だけでなくその先もずっと支えることも可能です。内定したりそな銀行は大手銀行の中で唯一信託機能を持つ商業銀行で、事業承継に深く関わることができることが大きな魅力でした。高齢化により事業承継ニーズが拡大する中、企業に寄り添い支えられる人材をめざします。

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