入試情報

2024年度入試

アドミッション・ポリシー

【法学部】※2023年4月開設

法学部では、組織として研究対象とする中心的な学問分野を「法学分野」として、法学分野に関する教育研究を通して、「法律に関する基礎的・基本的な知識と技能の習得のもと、法律の理論や手法を活用し、法律に関する諸活動を主体的・合理的に行うことのできる能力と態度を育成する」ことを教育研究上の目的としています。
また、法学部では、「幅広く深い教養及び主体的な判断力と豊かな人間性を身に付け、法に関する専門知識及び法知識の基礎となる基本事項並びに思考方法といった法的素養を有して、それらを社会の様々な場面に適用できる応用力をもって、社会の様々な分野で日常的に生じる法的な業務や諸問題を的確に処理することのできる職業人」を養成するための教育課程の編成としています。
この法学部における教育研究上の目的や養成する人材と教育課程との関連性を踏まえて、入学者選抜の基本的な受入れ方針は、法律や法律の諸活動に対する興味と関心及び学部教育に対する学習意欲を有しており、学部教育を受けるに相応しい基礎学力と適性能力を有している者を受け入れることとします。
法学部の具体的な入学者受入れの方針は、以下の通りとします。

  • (1)法律と法律の諸活動に対する興味や関心と学部教育に対する学習意欲を有している。
  • (2)高等学校で履修した主要科目について、教科書レベルの基本的な知識を有している。
  • (3)物事を正しく認識し、自分の考えを適切に表現し、他者に対して的確に伝えられる。
【文学部】

文学部では「人間とは何か」を追求する人文学的アプローチによって、日本文学、日本語、歴史文化、建築文化などの事象を「日本文化」「美・様式」をキーワードに学んでいきます。
そして、この学びを通じて、「人間の文化的な営み」に対する理解力と思考力を獲得します。そのうえで、その専門的知識を社会に向けて、自らのことばで発信することのできる能力をもった人材の養成を目的としています。
このような目的実現のため、文学部ではつぎのような関心と主体性、さらには意欲をもった学生を求めます。

  • (1)「人間とは何か」を追求する知的な営みとしての人文学に関心がある学生。
  • (2)日本文学、日本語学、歴史・文化、美学・建築文化を通じての人文学の学びに主体的に関わることのできる学生。
  • (3)専門的な知識を獲得し、それらを活用すること、またそれらをもとに新しい文化や時代を創造することに意欲のある学生。

「人間とは何か」の追求を学問的関心とする人文学が扱う領域は多方面に及びます。そのため、専攻の枠にとどまることのない「超域」的、学際的な学修が要求されるところです。たとえば、ある文芸作品や歴史的遺産、建造物は、その時代の言語や宗教、生活様式、政治経済などの国のあり方、さらには異文化との接触などと密接に関わっています。このような人文学の学びに求められるのは、国語や日本史の知識だけではありません。地理、世界史、政治経済、公民、英語、美術、さらには数学や物理といった理系分野をも含んだ、高校での学びで得られる幅広い基礎的知識とその運用能力も必要となります。こうした力は人文学を学ぶ上で身につけておくべき能力です。

【国際学部】

国際学部では、日本と世界を取り巻く国際社会のありかたについて多角的・多面的に考え、自ら問題点を見つけ出し、それを解決する方法を、日本語と英語で広く発信することができる高度国際人の養成を目指しています。
この目標を達成するために、国際学部では次のような志と意欲を持つ入学者を求めています。

  • (1)英語を駆使して国際的に活躍したい者
  • (2)世界が抱える諸問題を多角的・多面的に考えることのできる者
  • (3)世界と日本の架け橋になりたいと志し、行動することができる者

国際学部では、複数の学問分野をまたぐ国際的な事象を深く探究します。特に、英語をツールとして、グローカル(Global+Local)な視点から、諸事象を主体的・分析的・批判的に考察し、その成果を他者と共有します。また、グローカルな場面で、適切な判断と具体的な行動を取るためのベースとなる知識やスキルを育成するとともに、国内外で多様な経験を積み上げます。そのためには、英語と日本語の言語運用能力のみならず、地理歴史、公民、数学、理科等の各科目の知識を持ち、それらの基本的な内容を理解していることが必要です。

これらの力は、国際学部で学ぶためにぜひ身につけておいてもらいたい能力です。

【心理学部】

心理学部では、入学する皆さんが、心理学や人工知能・認知科学分野の基礎的知識・技能を学び、人間の心や情報について深くかつ幅広く考える力を身につけることを目指します。また、そこで身につけた知識や考える力を社会の中で生かし、豊かな人生を送るための教育及び今後急速に変化していく情報化時代を生きるための教育を行うことを目標としています。
このような目標を達成するために、心理学部では、

  • (1)人間の心や行動、情報に対する幅広い関心と探求心を持っている。
  • (2)文理を超えた幅広く開放的な思考の力を持っている。
  • (3)自分や他者の心に向き合い、他者とのつながりの中でお互いが心豊かに生きるための科学的知識・技能を学ぼうとする意欲がある。
  • (4)心理学、人工知能・認知科学に関する理論や方法を習得できるまで主体的に努力する粘り強さを持っている。
  • (5)卒業後は、心理学、人工知能・認知科学の知識を活かして社会に貢献しようと考えている。

以上のような心と意欲と能力を持つ学生を求めています。

心理学部では、専門の学術的な論文を読み、心についての実証的研究や情報学に関わる勉学を進めていくために、国語、数学、英語などの各科目についての知識を有し、それらの基本的内容を理解していることが必要です。具体的には、心理統計学や人工知能を学ぶためには数学の知識が必要です。また、英語を中心とした語学力は、欧米の学術論文を読むために必要不可欠です。さらに、日本語で書かれた文章の読解、自分の主張を他者に伝えるための語彙力・表現力等国語の力は、学問を学ぶための基本的な能力であると同時に、対人コミュニケーション力の基礎をなし、心理学や人工知能・認知科学で学んだことを実践するうえでぜひ身につけておきたい能力です。

【社会学部】

社会学部では、社会のすべてのことが研究対象となります。人間社会をみつめ、「社会と人」や「人と人」の関係について考えるのが社会学部の学びです。
その学びを通じて、豊かな人間性と社会性を支える広い教養を身につけ、基礎的な社会学部の学問内容及び方法を理解できるようになる必要があります。
また、自ら設定した課題について、社会学の基礎的な研究方法を、用いて考察することができ、社会の諸相や人間の行動への関心を持って社会学に取り組み、社会における自分の役割を自覚することができるようになることが必要です。
さらには、生きた文化や生きた社会を創ることに寄与でき、他者の声に耳を傾け、自分の考えを言葉や文章によって的確に伝えることができ、社会学の知をもって地域や社会に参加できるようになることが重要です。そのような人材を養成することを目標にしています。

  • (1)大学の学びに必要な基礎学力としての知識や能力がある(知識・理解)
  • (2)物事を多面的かつ論理的に考察することができる(思考・判断)
  • (3)自分の考えを的確に表現し、伝えることができる(表現)
  • (4)社会、人間、文化、スポーツ、環境などにかかわる諸問題に深い関心を持ち、社会に積極的に貢献する意欲がある(関心・意欲)
  • (5)積極的に他者と関わり、対話を通して相互理解に努めようとする態度がある(態度)

社会学では、すべての社会現象が研究対象となるので、国語、地理歴史、公民、数学、理科、外国語などの各科目についての知識を有し、それらの基本的内容を理解していることが必要です。
たとえば、文化論や社会環境、人間関係論を学ぶには地理歴史や理科の知識が必要となります。文章を理解し正確なコミュニケーションをするためには国語や外国語の知識とその運用能力が必要です。
これらの力は、社会学を学ぶ上でぜひ身につけておいてもらいたい能力です。

【経済学部】

経済学部では、商都大阪を基盤にし、世界に通用する経済教育を目指しています。経済学の知的最前線を学ぶ中で、経済分析力や論理的思考を身につけ、問題解決力や構想力を培い、卒業後も生涯にわたって学ぶ姿勢を保つことができ、行動力とチームワークを身につけたビジネスリーダーをはじめとして、社会に役立つ人材の養成を目標としています。
こうした目標を達成するため、経済学部では

  • (1)政治・経済・社会問題に対して知的好奇心と、自主的・積極的に問題解決に取り組もうとする強い意志
  • (2)豊かな構想力と人間性を身につけるために、経済学を中心に幅広い分野の学問を積極的に学び取れる思考力
  • (3)経済学に関する専門知識を基に、経済・産業界のリーダーとして活躍しようとする意欲

以上のような意欲と能力を持つ入学者を求めています。

経済学では、経済現象だけでなく、世界や日本の歴史、社会問題を分析し考察します。そのためには、国語、地理歴史、公民、数学、英語の各科目についての十分な知識を有し、それらの根本を理解していることが必要です。たとえば、経済統計を学ぶには数学の知識が、グローバル化著しい経済を理解するには地理や歴史の考察が、文章を理解し正確なコミュニケーションをするためには国語や英語の運用能力が必要です。これらの力は経済学を学ぶ上でぜひ身につけておきたい能力です。

【経営学部】

経営学部では、経営および関連領域に関する知識と実践的な経験を通して、企業やNPOなどの継続的事業体の活動に応用できる能力を身につけた社会的責任感のある学生を養成することを目的にしています。こうした目標を達成するために、経営学部では、

  • (1)ビジネスおよびビジネスに関わる内容に関心がある
  • (2)自分の意見や体験を適切な表現で表明できる
  • (3)物事を論理的・数量的に考えることができる
  • (4)自らのこれまでの活動成果を大学での学びに活かそうとする

といった意欲とこころざしを持ち、自ら設定した目標に向かって主体的に行動できる学生の入学を期待しています。

経営学部では、企業や組織の経営に関するさまざまな分野の諸科学を学びます。そのためには、国語・地理・歴史・公民・数学・英語などの各科目について知識を有し、それらの基本的理解をしていることが必要です。また、文章を正しく理解し、正確なコミュニケーションを図るためには、日本語の知識とその運用能力は必須です。さらに、ビジネスの現場では、数量的な思考に基づく経営判断が必要であったり、身近な仕事で外国語能力を要求されたりすることがあります。これらの基礎的な能力も経営学部では必要です。

【地域創造学部】

地域創造学部は、「地域政策」「地域デザイン」「観光」「食農マネジメント」に関する学修を通じて、幅広い専門知識と教養を身につけ、職業人として、また地域の生活者として、生涯にわたり学び続けるとともに、持続可能な地域・社会を創造することに主体的に参画する地域イノベーション人材を養成することを目的としています。
この目的を実現するために、地域創造学部では、以下に示す関心や意欲、幅広い基礎知識をもっている者を求めます。

  • (1)主体性をもって地域の様々な人や団体と連携・協働し、地域・社会に新たな価値を創造することや、より豊かな地域・社会を形成すること、持続可能な社会の創造に高い関心をもっている。
  • (2)家族や学校、近隣地域など自身が所属する社会(コミュニティ)において、政治・経済・行政・文化・福祉など日常的に展開される諸活動や社会(コミュニティ)を取り巻く問題・課題を考えることに高い関心をもっている。
  • (3)地域政策や地域経済、中小企業の活動などに関心をもち、卒業後に、地域活性化に関わる自治体や企業で活躍したいという強い意欲をもっている。
  • (4)暮らしをとりまくさまざまなデザインに関心をもち、卒業後に、地域の特性を踏まえた、都市インフラや居住空間、福祉、地域コミュニティを守り、育て、創造する分野で活躍したいという強い意欲をもっている。
  • (5)観光産業の基盤となる自然・文化・くらしといった地域資源に関心をもち、卒業後に、観光を通じて持続可能な社会の実現を目指す分野に従事したいという強い意欲をもっている。
  • (6)フードシステムや食文化などに関心をもち、卒業後に、食資源を活用した地域づくりに従事したいという強い意欲をもっている。

地域創造学は、経済学や経営学、社会学など複数の学問分野にまたがる学際的な学問です。加えて、地域(ローカル)を考えるためには、グローバルな視点も必要です。
そのため、国語・数学・地理・歴史・政治経済・公民・英語など幅広い科目の知識を身につけ、基本的な理解をしていることが必要です。
具体的には、地域の特色をとらえ、地域の問題・課題の解決策を考えるためには、地理・歴史・政治経済・公民といった知識が求められます。様々な地域を比較、分析するには基本的な数学の知識が必要になる場面もあります。
また、文章を正しく理解し、正確なコミュニケーションを図るためには、国語や英語の知識とその運用能力が必須となります。これらの能力は地域創造学を学ぶ上で、ぜひ身につけておきたい能力です。