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ゼミで学んだ法律の面白さ、面接で素直に伝えられました。

大阪地方裁判所(裁判所事務官)内定

経営学部 経営学科 ビジネス法務専攻 4年 大阪府立刀根山高等学校 出身

(取材内容は2022年12月時点のものです)

コンプライアンスに興味があり、経営学部へ。

ビジネスや企業のなかにも、独自のルールや決まりがある。そんなコンプライアンスやビジネス法務に興味をそそられ、法律もビジネスも学べる経営学部のビジネス法務専攻を選びました。入学してからは、目に見えないところで企業や社会の活動を支える法律のおもしろさに引き込まれ、公務員を目指すようになりました。
大きなきっかけとなったのは「行政法」のゼミで、実際に公務員の方から直接お話を伺ったことです。「法律の知識を活かして、自分の街のために働く」というやりがいが伝わってきて、将来の進路として憧れるようになりました。また、先生から「ワークライフバランスが徹底されている」と教わり、人生において長く向き合える仕事だと感じました。
もちろん、実際に内定をいただくまでの道のりは、決して楽なものではありませんでした。そのなかで、大きな助けになったことが2つ。ひとつは、“朝活”と呼ばれる公務員試験対策講座のチーム学習です。“朝活”とは、毎朝、気になる新聞記事について学生が意見を発表しあう活動。そこで私の取りあげた人工衛星「みちびき」の報道が、偶然にも論文試験のテーマとして出題されたのです。日頃から社会へのアンテナを張り、見識を広げておく大切さを実感しました。そして、もうひとつは面接対策。もともと緊張しやすいタイプでしたが、何十人もの学生を前に模擬授業をしたり、本番前日まで先輩OBに練習してもらったり、たくさんの人に協力してもらったことが、「ここまでやったから大丈夫」という心強さに。おかげで、第一志望だった裁判所事務官の面接本番では、おもしろかった法律の学びについて、素直に語ることができました。

まずはサポート役に徹して、
いろんな方の不安を受けとめられる存在に。

私が面接で語ったおもしろい学びとは、ゼミの総括となる最終レポートのことです。ゼミ生ひとりひとりに先生オリジナルの「行政法」の事例問題が渡されるなか、私が受け取ったのは「新宿たぬきの森事件」がもとになったものでした。かわいいタイトルですが、中身は難問。判例を探しだし、「行政行為の違法性の承継」が論点であることを見つけだして自分なりの結論を導き出すしかないのです。とことん考え抜く経験を通じて、個人的な感情を排斥して、「どう書けば相手に納得してもらえるか」と論理的に文章を組み立てる方法を学べました。
私が裁判所事務官を第一志望にしたのは、司法という独立した機関のなかで、裁判を通して人や社会の役に立てると思ったからです。裁判所に来られた方々が最初に顔を合わせる人間、それが私たちです。なにかのトラブルがあり、不安を抱えながら裁判所を訪れる方を、なんとかホッとさせたい。すぐに身につくものではありませんが、実務を通して知識や経験を積み重ね、「この人なら、なんとかしてくれる」と思ってもらえるような存在になりたい。その成長のために、ゼミや講座での学びが、これからも私の助けになってくれると信じています。

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