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「伝える力」を磨くことは、安全な現場づくりの土台となる。

株式会社奥村組 内定

文学部・人文学科 美学・建築文化専攻 4年 大阪府・阪南大学高等学校 出身

(取材内容は2025年10月時点のものです)

プレゼンテーションを重ねるうちに、言語化スキルが向上した。

母が働いていた建築事務所で見た図面や、建築士の仕事ぶりに憧れ、建築の道を志しました。文系高校出身のため、これまでの学びを活かしながら建築を実践的に学べる大学を探し、追手門学院大学へ。現在は美学・建築文化を専攻し、製図や意匠設計といった技術面だけでなく、古代から現代までの空間デザイン史や建築思想など、幅広い視点で建築を学んでいます。
とくに印象に残っているのは、2年次に受講した「西洋建築史」。グループディスカッションを通して、建築物の特徴や設計意図を自分の言葉で説明する訓練を重ねました。また、「建築文化設計1・2」などの実習科目では、自分の作成した図面についてプレゼンテーションする機会がたくさんあります。入学当初は人前で話すことが得意ではなかったものの、発表を重ねるうちに自信がつき、図面に込めた意図を的確に言語化できるように。誰にでもわかりやすく伝えることができるスキルは、卒業後の現場でも大いに活かせると感じています。

目標の資格取得に向けて、日々の学びを大切に取り組む。

内定先は、本学「アカデミックベース」の施工を手がけた建設会社です。授業の一環で現場を見学させていただいた際、職人の方々が働きやすいよう整理された動線や、安全管理の徹底、そして現場全体に流れる活気ある雰囲気に心を惹かれ、「自分もこの現場の一員として建築に携わりたい」と思いました。その後はインターンシップにも参加し、現場での仕事の流れを体感。現場では工程ごとに異なる職人や設計者が関わるため、大学で培った「伝える力」が、円滑なコミュニケーションにつながっていくと感じました。
現在は、就職後に必要となる「施工管理技士」や「一級建築士」の資格取得を見据え、資格学校にも通いながら、ダブルスクールで勉強しています。大学で学んだ基礎知識があるからこそ、資格学習でも理解が早く、学びが相乗効果を生んでいると実感。実践的な授業で培った空間構成力やデザイン思考も、今の勉強と自然につながり、学びのすべてが将来の現場へと確実に結びついていると感じています。さまざまな視点から建築を学ぶことで、建築を多角的に捉えるスキルも養うことができました。

仲間に信頼される人を目指し、これからも挑戦と成長を続けていく。

就職活動で最も力を入れたことは自己分析です。学内セミナーを活用しながら、就職キャリア支援課にも通い、エントリーシートの添削や模擬面接を通して、自分の強みや志望動機を言語化する練習を重ねました。就職キャリアのスタッフの方々は、悩んだときにはいつでも相談できる存在。親身になって一緒に考えてくれるので、とても心強かったです。何度も練習を重ねるうちに、面接では自然と笑顔で話せるようになり、本番は自信を持って臨むことができました。
内定先では、現場の安全確認や、工程・品質の進行管理に携わる予定です。建物が完成していく過程を間近で見られることに、大きなやりがいを感じています。知識と経験を着実に積み重ね、将来は周囲から信頼される現場所長になることが目標です。大学で培った「伝える力」と「探求する姿勢」を糧に、チームをまとめ、現場を動かすことができる人材として成長していきたいです。

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