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授業での作業や建築にまつわるプロジェクトでの国際交流を通じて成長を実感。

美学・建築文化専攻インタビュー

文学部 人文学科 美学・建築文化専攻 2年 大阪府・大阪成蹊女子高等学校 出身

(取材内容は2023年11月時点のものです)

自分が考えた空間を形作る作業は、苦労もあるけれど面白い。

小さい時から部屋の模様替えをすることや家具を見ることが好きで、将来は建築やインテリアに関わる仕事がしたいと考えていました。ただ、進路を決めるにあたって国際系の学びにも関心があったので、どの学部を選ぶか迷いがありました。そんな時に訪れた追大のオープンキャンパスで先生から「美学・建築文化専攻では海外の人々と関わる機会も設けたい」と聞き、自分が関心を持つ2つの分野が学べる環境があることに魅力を感じて入学を決めました。
大学の授業というと、座学が中心でひたすら先生の話を聞く、という印象を持っていたのですが、それだけではありません。例えば「建築文化設計」の授業では、先生や学生同士で意見を交わしながら自分が作りたいと思う空間を検討し、最後には住宅や公共建築の建物の図面や模型を完成させます。実際に手を動かして物を作る授業は特別感があり、取り組んでいて面白いです。
自分が思う空間を作っていく作業はとても楽しいですが、いくらコンセプトが決まっても実際にどのような形にするのが最適なのか、メリットが大きいのかを考えて形にしていく作業はいつも苦労します。行き詰まった時には友人と話して気分転換したり、先生にアドバイスをもらったりしながら課題を乗り越えるようにしています。
また、設計には数学の知識も必要ですが、先生は授業中に基礎の部分から解説してくれますし、質問にも快く応じてくださいます。

さまざまなプロジェクトで貴重な経験を重ね、海外の人々とも交流。

授業以外にもさまざまなプロジェクトに参加することで、普段できないような体験や海外の人々との交流も重ねています。特に印象に残っているのは、フランスの大学や京都大学の学生と共同し、木材を使った椅子や門をつくるプロジェクトに参加した時のことです。フランスの学生とは言語が違うこともあって不安が大きく、最初は話しかけることすらためらっていました。しかし、一緒に作業を進めるごとに少しずつコミュニケーションが取れるようになり、共に作品を作り上げることができました。
また、山に囲まれた京北地域(京都市右京区)で暮らすフランス人建築家の自宅の屋根を茅葺きに変える「茅葺きプロジェクト」にも参加しました。茅刈りや茅干しをする作業をお手伝いしたのですが、茅葺きを一から作る過程はなかなか体験できないことですし、フランス人の建築家と交流できたことも貴重な経験でした。こうしたプロジェクトを通じて、コミュニケーション能力の向上など、自分自身の成長も実感できています。
これからの目標は、二級建築士やインテリアコーディネーターなどの資格を取得することです。卒業後に何をしたいかはまだ具体的に決めていませんが、建築関係やインテリア、家具メーカーなどで働きたいとは考えています。自分自身がやりたいことを実現できるように、学びをもっと深めていきたいです。

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