農林水産省(近畿農政局) 内定
国際教養学部 国際日本学科(現:文学部) 4年 兵庫県立明石城西高等学校 出身
(取材内容は2021年11月時点のものです)
将来の進路として農林水産省を目指したきっかけは、「食」を通じて様々な事柄にチャレンジできると考えたからです。国家公務員という存在への漠然とした憧れもありました。決め手になったのは「地域学入門」という授業で、日本の農業について学んだからです。米自体は大量に作られているのに、食糧需給率が低いのはなぜか。原因の一つが食の西洋化であることにも関心を持ちました。
何か資格を取得したいと思った私は、2年次から宅地建物取引士の講座を受講。3年次に行政書士に取り組み、同学年の冬から公務員対策講座を受講しました。
勉強が嫌いというわけではありませんが、自分に最適な学習方法を見つけるまでが大変でした。まず試したのが、長時間学習法。早朝4時に起床して、始発列車で登校。空き時間から授業終わりもずっと自習して、帰宅するのは深夜。とうぜん体力がもたなくて(笑)。考え方をガラッと変えて、蛍光ペンを駆使した効率重視の学習方法に変えたんです。先生からは、学んだ内容を誰かに伝えるアウトプット重視の学習方法を指導していただき、それから成績が上がっていきました。マンション管理士や管理業務主任者なども取得しましたが、その頃にはこうした学び方を身に付けていたので、あまり苦労した印象はありません。
省庁には堅苦しいとか閉鎖的といった印象があるようですが、農林水産省は省公式のYouTubeチャンネルを持ち、職員自らがYouTuberとなって情報を発信しています。BUZZMAFFという番組では、日本の農林水産物の良さや農林水産業、農山漁村の魅力を世界にアピールしているんですよ。近い将来、私自身もこうしたPR活動に取り組んでいきたいと考えています。
苦手だから学びたい英語と大好きな歴史。どちらも学べる学科を探して、追大の国際日本学科を選びました。英語については「English Café at Otemon (E-CO・イーコ)」をよく利用しましたね。海外からの留学生や英語圏のスタッフと気軽にコミュニケーションできるし、気軽に手に取れる洋書もたくさんあって、少しずつレベルアップできました。歴史については、中学時代から興味のあった幕末史について、特に新選組や坂本龍馬を掘り下げて研究できたことに満足しています。その過程で、文献の探し方や読み方が身に付きました。
グループで取り組んだフィールドワークでは、食堂文化を研究しました。学内外の食堂を調査したのですが、追大にはキャンパス内に全国チェーンの大きな食堂があって、研究対象としてはピッタリ。利用者である学生や教員、調理スタッフにもインタビューを行い、結果をまとめて発表することで、情報の整理や発信する力を養いました。
先ほどもお話ししましたが、私にとっては「自分に最適な学習方法」、言い換えれば「自分の可能性を最大限に伸ばす方法」を見つけることができたのが、大学生活における最大の収穫です。学生一人ひとりの個性を活かす学びの環境とサポート体制こそ、追大の魅力だと考えています。
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