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公務員をめざすなかで、「人のために働く」ことの大切さを実感

近畿地方整備局 内定

社会学部 社会学科 4年 大阪府立北淀高等学校 出身

(取材内容は2022年12月時点のものです)

実践的な学びに惹かれて、心機一転、難関に挑む講座に挑戦。

高校時代は、自由気ままに過ごしてきた僕が、国家公務員の総合職に合格するなんて、昔を知っている人ならきっと驚くに違いありません。きっかけは何気なく参加した難関公務員試験対策プログラムの説明会。リアルな不動産広告のチラシをもとに、宅建士の講座で学べることを解説するオリエンテーションが面白くて、「実生活に役立ちそうだ」と受講を即決しました。「費やした時間を絶対ムダにさせない」「将来を豊かに生きるための選択肢が広がる」といった先生のストレートな言葉にも説得力があり、やる気が奮い立ちました。
こうして1年生から本格的な学びをスタート。勉強そのものはハードでしたが、たとえば宅建士の試験に合格すれば、マンション管理士とのダブルライセンスも狙えるなど…どんどんステップアップの道が開けていく実感が嬉しくて、公務員試験まで突っ走ることができました。とはいえ、国家公務員の総合職試験は、論文でも面接でも高いレベルの回答が求められます。ただ単に言葉や数式を丸暗記すればいいというわけでなく、一筋縄ではいきません。だからこそグループで新聞記事を題材にレポートを発表しあったり、面接練習で鋭く指摘しあったりする学びが必要だったのだ、と合格してからわかりました。
僕がとくに手強いと感じたのは、「憲法」や「教育」など、初見で与えられた4つのテーマから3つを選び、4時間で3本の論文を書き上げる試験です。法律をつくる立場となる総合職ですから、独自の意見を取り入れながらも、現行の法律に抵触しない課題解決策を示さなくてはいけません。学部や講座でみっちり現代社会について学んでいなければ、納得される回答を書けなかったのではないか、と感じています。

生活・産業のインフラを支える機関を志望し、
父が仕事で担っている責任の重さを知った。

僕が近畿地方整備局に魅力を感じたのは、大きなものをつくりだす現場と、大学で得た知識や対話力を活かすデスクワークの両方で経験を積めると考えたからです。河川や道路、港湾、都市など、自分が育ってきた近畿の生活・産業の基盤を支えることは、とても責任が大きく、やりがいのある仕事だと思います。また、実際の業務について詳しく調べるうちに、自分の父親の仕事と接点が多いことにも驚きました。その仕事とは、主に線路などのインフラ建設です。たとえばこの局では、事業者の申請に応じて「建設業許可」を出す管理業務も行なっているのですが、父も許可を取っている事業者のひとりです。業務を通して、父と同業の方々をサポートできるのだな、と思うと誇らしく思えます。
思えば、僕がこの進路を選んだのも、交通インフラなどのものづくりに取り組む、父の背中を見てきたからかもしれません。国家公務員を志望したことをきっかけに、父が担ってきた責任の大きさを知ることができて、本当に良かったです。また、講座で後輩に勉強を教えることで、「人のために働く」ことの大切さを実感。人間的にも成長できたと感じています。入省してからは、幅広く経験を積み、さらに大きなスケールで、人のためになる仕事を成し遂げられる人物をめざしたいです。

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