心理学部インタビュー
心理学部 心理学科 3年 大阪府立市岡高等学校 出身
(取材内容は2024年1月時点のものです)
高校時代から心理学に興味を持っていました。家族が一時メンタルの調子を崩したこともあり、大学では心理学を学ぼうと決意。追手門学院大学の心理学部を選んだのは、4つの領域から学べるコースがあり、幅広く学べそうなところが魅力だったからです。また、祖母と叔父が追手門学院大学の卒業生で、小さな頃から親しみがあったのも大きな理由です。
1~2年生ではさまざまな心理学の分野について学び、3年生で臨床心理学コースを選択。コースの授業で印象に残っているのは、今年受講した「面接実習」です。学生同士でグループを作り、それぞれがカウンセラー役・クライエント役を演じてロールプレイングを行います。カウンセラー役をやるときは相手に対する傾聴の姿勢や相手を観察する視点を養い、クライエント役をやるときは多様な症例にある人々の気持ちになること意識します。子どものクライエントを演じ、実習施設のプレイルームで遊具を使って遊びながら、カウンセラー役の学生の観察対象となったこともありました。
また、以前は大学院に進んで公認心理師資格を取得しようと考えていたため、そのための必修だった学外実習にも参加しました。実習先は茨木市の教育センター。さまざまな事情で学校に行くことができない小学生や中学生が集まる施設です。私は週に1回センターを訪れ、子どもたちの勉強を見たり、スポーツなどのリクレーションを行ったりしました。ここでは大学で学んだカウンセリングスキルが、子どもたちの観察に役立つことに。子どもたちは一見、すごく明るいのですが、それぞれ学校に行けない理由があり、家では問題行動を起こす子もいます。彼・彼女らが胸のうちに抱えている傷ついた部分に寄り添うため、できるだけ子どもたちに目線を合わせ、丁寧に接していくことを心掛けました。
大学院への進学から就職に進路を変更したのは、高校3年生の頃からずっと続けている結婚式場でのアルバイトが理由です。大学で臨床心理を学びながら、アルバイトで結婚式のお手伝いをしているうちに、「ひょっとすると人を幸せにして笑顔にするという点で、カウンセラーとブライダルの仕事には通じるものがあるのではないだろうか」と思うようになりました。
あるとき、新郎の友人の方がスピーチをする前にひどく緊張されていたため、その方のお話をゆっくりお聞きしたことがあります。式の後、「あなたのおかげでリラックスして、スピーチが上手くいった」と言っていただきました。大学で身に付けた傾聴のスキルが、意外なところで役に立った瞬間です。将来はウェディングプランナーか、サービスの仕事に就きたいと考えています。
大学生活ではゼミ代表やクラス代表などに積極的に立候補し、積極的に活動しようと心掛けてきました。また、たくさん本を読むことも自分に課してきたことです。残りの学生生活でも引き続き、一度やると決めたことは諦めず続けていこうと思います。
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