人工知能・認知科学専攻インタビュー
心理学部 心理学科 人工知能・認知科学専攻 1年 京都府立洛北高等学校 出身
(取材内容は2021年11月時点のものです)
心理学と人工知能の両方が学べる本専攻を第一志望にしました。昔から人の話を聞き、相談に乗るのを苦に思わず、心と脳について知りたいと考えていたことが大きな志望動機です。心理学部で受験科目に数学があったのも理由のひとつ。高校時代の私は理系クラスで数学には多少の自信があったからです。
もちろん、将来の進路もしっかりと見据えていました。具体的な職種まで考えてはいませんでしたが、これからの社会では人工知能が幅広く活用されます。人工知能と認知心理学の結びつきは社会にとってもますます必要になると考えられるのではないでしょうか。それに、人工知能の開発に欠かせないプログラミングのスキルは、さまざまな分野で求められると聞いていました。追大の人工知能・認知科学専攻では、心理学とプログラミングの両方が学べると分かり、本専攻を迷わず選んだのです。
入学して実感するのは、追大では1年次から社会課題の学修を通じて深く学べ、コミュニケーション力やプレゼンテーション力など、社会人として必要なスキルを身につける機会が豊富にあることです。
例えば、追手門アイデンティティという授業では、興味ある社会課題について調べて発表することにより、調査、研究などに必要なスキルを養えました。私はグループ活動では食品ロスをテーマとして、個人では貧困問題について取り組みました。高校時代と違い、自律的に学ぶ必要がありましたし、自ら情報発信する積極性がとても大事だと身を持って感じられ、2年次以降の学修にとても役立つ経験にもなりました。
入学当初は、AIを学ぶので「パソコンを得意とする人ばかりが集まっているかもしれない」と心細く思っていました。私にはプログラミングの経験がまったくなかったからです。でも、そんな不安は全くの杞憂でした。プログラミングの授業は、知識ゼロからステップアップできるカリキュラムになっていたからです。確かに高校時代に勉強していない数式を用いることもありますが、少人数制で先生も優しく聞きやすいクラスで、互いに教えあう雰囲気があるので勉強するモチベーションが高く保てます。
授業では、AIが自然言語を認識する概論や映像・画像が処理される過程、実践的なプログラミングなどを学んでいます。授業が違っていてもそれぞれ連携して人工知能に結びつくことが徐々に理解できるようになっています。人工知能と社会との結びつき、それに心理学など、幅広く学べるのは、人工知能・認知科学専攻ならではだと思います。
将来は人工知能の知識とスキルを活かして、ファッション分野でAIを活用したいと思っています。例えば、身長や体型でどんな服が似合うかなど、AIがその人に似合うコーディネートをするアイデアです。ファッションは個人的に好きなジャンルで、インスタグラムで自分のコーディネートを投稿したり、服のデザインなどもしたりしています。
夢はAIのサービスを取り入れたブランドを立ち上げることです。4年間で人工知能を作る技術や知識を学び、社会に出たときにすぐに活用できるようになっていたいですね。
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