+Career心理学部 心理学専攻

お客様の気持ちを心理学的な視点から考えたサービスを提供していきたい。

西日本旅客鉄道株式会社 内定

心理学部 心理学科 4年 愛媛県立丹原高等学校出身

(取材内容は2021年2月時点のものです)

オープンキャンパスで、実習授業で、
心理学実験の面白さを体感!

高校時代の私は、スクールカウンセラーやメンタリストといった存在は気になっていたものの、心理学についての関心はそれほどありませんでした。卒業後の進路を考えるにあたり、ふとしたきっかけで心理学部も調べたところ、犯罪心理学に興味を持つように。本格的に学べる大学を調べたところ、追大には心理学部として確立したカリキュラムが整っていることを知り、故郷の愛媛県から離れた本学への入学を決意したのです。オープンキャンパスでは、心理学部の説明ブースで「ウソ発見器」を体験。正解率が高いことにも感心しましたが、それが心拍数や血圧の変化などから導き出されたことを知り、脳と身体と心理の関係にも強い関心を抱きました。
授業は講義型と参加型に大きく分けられますが、講義型で興味深く学べたのは2年次の「犯罪心理概論」。犯罪心理分析の先進国・アメリカにおける研究結果や調査方法などについて、具体的な事例を通じて学ぶことができました。参加型では、やはり2年次の「心理調査法」が面白かったですね。例えば手元に鏡を置き、それを見ながらノートに線を引く実験を行いましたが、ぜんぜん上手くできないのです。こうした錯視の実験はほかにもいろいろ行いましたが、実際とは異なる形や大きさ、色に見えてしまうことに、毎回ワクワクしたことを憶えています。実験の結果をレポートにまとめる経験を重ねることで、文章表現力の向上にもつながりました。心理学の分野において多種多様な学びを体験した上で、3年次には※4コースの中から最も関心のある「社会・犯罪心理学コース」を選択。犯罪に至る心の動きなどを学びました。同年次からのゼミでは、櫻井先生を選択。警察と連携して犯罪被害者のメンタルケアなどに取り組んでこられた経験に基づいて、臨床心理学やトラウマについて学ぶことができました。
※現在は2年次からコースに分かれます。

中学・高校の教員免許も取得。
頑張り抜いた学生時代に悔いなし!

観光旅行が趣味で、旅先での人々との交流も好きな私は、西日本旅客鉄道(以下、JR西日本と略)から内定が得られたことに満足しています。同社には老若男女はもちろん、国内外からのお客様と交流する機会がたくさんあるからです。私がアルバイトしていた喫茶店に来る、JR西日本の職員さんたちの感じが良いことから、アットホームな社風も感じていました。面接では「お客様の気持ちを心理学的な視点から考えたサービスが可能」と自己アピール。勉強とアルバイトの両立を頑張ったことも伝えました。と、これだけ聞くと、よくある話のようですが、私の場合、勉強量が飛びぬけて多かったことが強みでした。
愛媛県から来阪した私は、いつか帰郷した際にも困らないようにといった考えから、教員免許取得を志望。心理学部の授業・課題と教職課程の授業・課題をこなすため、朝から晩まで勉強していました。時間割を組むのもひと苦労でしたが、教務課の職員の方にサポートしていただいたことに感謝しています。おかげですべての単位を修得し、中学校教員・高等学校教員の免許が交付される予定です。
とは言え、現在はJR西日本職員としての業務に気持ちを集中しています。駅務に車掌、運転手と、それぞれの仕事にやりがいを見つけながら、多くの人々に快適な旅の思い出を提供していきたいですね。国内旅行ブームの定着した今、観光列車も多く、将来的には系列の旅行会社への異動も視野に入れています。高校生の皆さんにも、ぜひ自分らしく大学生活を満喫し、自分ならではの夢を実現してほしいですね。

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