法学部インタビュー
法学部_法律学科 1年 大阪府・履正社高等学校 出身
(取材内容は2024年1月時点のものです)
高校時代から警察の密着取材番組や犯罪者の心理を取り扱う番組が好きでした。やがて司法の目的は元犯罪者の再犯防止にあると知り、法律に興味を抱くようになりました。進路選択では法学部に進むか、それとも犯罪心理について学べる学部に進むか悩んだのですが、新設学部の一期生として学べるのに魅力を感じたこと、そして法律を学んだほうが将来の選択肢も幅広くなると考えたことから、法学部に進むことを選びました。
現在、とくに興味を持っているのは「民法ⅠB」の授業です。法律というと難しいイメージがありますが、民法が取り扱うのはとても身近な物事。たとえば一人暮らしの部屋を借りるときの借主と貸主の関係を理解するのにも、物を売買するのにも、法律が関わってきます。日常生活との関わりを実感しながら学ぶのが楽しいですね。2年生からは「政策法務コース」を選択し、興味のあった刑法や犯罪心理などに学びを広げていきたいと思います。
法学部では先生方がとても熱心で、私たち学生と気軽に接してくれるのは大きなポイント。授業が終わってからも先生を囲んで雑談することも多く、その際にわからないことを質問することもできます。また勉強熱心な仲間が多く、刺激になっています。たとえば私が参加しているのは、法律関係の資格取得を目指す学生たちが自主的に開催している勉強会。先生もとても協力的で、勉強会に付き添ってわからない部分を指導してくれます。
この会に参加している友達が宅地建物取引主任者の資格を取得したため、私も負けてはいられないと思い法学検定のベーシック(基礎)に挑戦して合格しました。今後、同資格上位のスタンダード(中級)、その上のアドバンスト(上級)まで在学中に合格することが目標。また、これに並行して社会保険労務資格にも挑戦したいと思っています。
さらに法学部ならではのイベントとして、大阪地方裁判所で実際の裁判を傍聴する学外活動も。
これは私が先生に「実際の裁判を傍聴したい」と要望したことから始まりました。要望を出してすぐ、次の月にはこの学外実習が実現するなど、学生の求めに応じて先生が即応して新たな取り組みに乗り出してもらえるのが、新設学部ならではの良さだと思います。先生は今後、東京の最高裁判所での傍聴や国立国会図書館の見学なども企画してくださるとのことで、とても楽しみにしています。
法学の学びは常に座学で知識を吸収しながら、常に「どうして?」「なぜ?」と考えることが求められるので、決して楽ではありません。ただ、逆にそうして能動的に考える楽しさに満ちています。将来なりたい職種はまだ明確に決まっていませんが、犯罪被害に遭った人はもちろん、犯罪に手を染めてしまった人たちの更生なども支えられるような仕事に就くことが目標。
そのためにこの4年間、できる限りのことを学んでおきたいと考えています。
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