地域創造学部インタビュー
地域創造学部 地域創造学科 1年 高知県・土佐塾高等学校 出身
(取材内容は2021年12月時点のものです)
高校生のときに地元高知県で耕作放棄地の再生ボランティアに参加しました。その体験を通して「地域の課題を解決したい」との思いが芽生え、地域の課題解決や活性化について深く学べる大学を志望。多様な学校がある中、追大に入学した決め手はフィールドワークの機会が豊富にあることでした。
実際に1年目からフィールドワークが多く、例えば、地域創造実践演習では、地区の生産年齢人口や老年人口といった人口構成比を調査したうえで茨木市内の写真館を取材調査。地域における写真館の役割について考察しました。地域情報の収集方法や地域資源活用の考え方などが実践の中で身についたと感じます。
また、地域コミュニティ論では、日本各地の具体的な地域課題をテーマにチームで話し合い、解決策や地域再生について考えます。私たちは島根県雲南市の人口減少という課題に対し、都会に住む就農希望者を呼び込み耕作放棄地を再生させるアイデアを立案しました。実現するためにはどうすれば良いかまで具体的に探究し、仲間と議論することで、地域活性化の方法論が学べています。ディスカッションの中で、大阪出身の同級生が「田舎」と表現する地域が、高知出身の自分からすれば「都会」と感じるなど、育った環境や経験による認識のギャップに気づけたのも大きな学びでした。
部活動ではボランティアを行う社会福祉部に所属し、被災地から寄せられた写真を洗浄する写真洗浄ボランティアに毎月参加したり、地域マラソンのボランティアを行ったりしています。地域に貢献するための実践力が磨けると同時に、コミュニケーション力も高められています。
学外活動では、追大の先生に紹介していただいたイバマチ編集会議に参加しています。イバマチ編集会議は茨木市の自治体が行う取り組みを調査して、事例集としてまとめる活動です。私は、独自の防犯活動や、自治体加入率の向上に向けた施策などをテーマに3つの自治体を取材しました。当事者の方々の生の声を聴くことで、授業や教科書での学びがより深められるため、非常にやりがいがあります。
これらの活動や追大での経験を通して、「地元の高知県の耕作放棄地や空き家を活用したビジネスを行う」という将来の目標が定まりました。その実現に向け、ファイナンシャルプランナー(FP)の資格に挑戦。周りの同級生もいろいろな資格取得に挑戦している人が多く、自然と勉強に打ち込める環境で、1年次にFPを取得できました。来年はさらに宅建に挑戦しようと考えています。
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