島根県庁 内定
地域創造学部 地域創造学科 4年 兵庫県・百合学院高等学校 出身
(取材内容は2022年12月時点のものです)
高校時代にふと参加した社会奉仕クラブが楽しくて、地域イベントのつくり方を実践的に学びたいと希望。そんな私にとって理想の進学先が、「地域創造」を学部として学べる追大でした。実際に入学後は、大学近隣のお店を取材して広報誌を発行するなど、1年生からさまざまなフィールドワークを体験。2年生のゼミでは、学生が主体となって地域のコミュニティカフェを立ち上げることに成功しました。
「自分たちが生んだカフェを、少しでも長く見守りたい」。そんな想いから、年次をこえて活動に参加。気づけば常連のお客さんと家族のように親しくなり、卒業して大阪を離れるという話をするのに涙を止められませんでした。こんな温かい絆をはじめ、「どうやってイベントを企画・実施するか」「利用者を増やすにはどんな活動をすればいいか」など、さまざまな地域活動のノウハウを学べたこのカフェは、私の人生にとって貴重な宝物だと感じています。
難関公務員試験対策プログラムは、こうした学びを将来の仕事につなげるための、確かな道を開いてくれました。それは単に、試験に合格するノウハウが得られる、というだけではありません。私の場合、最終的な進路を決めかねていたときに、いっしょに面接練習をした学友から「ものの見方が“国家”より“地方”に向いているのでは?」と指摘されたことで、あらためて自分の特性を見つめ直し、ふさわしい進路を選ぶことができたのです。また、何度も面接練習を繰り返して場の雰囲気に慣れていたことで、内定先のグループ面接でも率先してムードメーカーになれました。
関西に生まれ育った私が、なぜ島根県庁を志望したのか。それは、弟が島根県に数年間在住していて、何度も島根県へ遊びに行った際に島根県の魅力を強く感じたことです。さらに地元である伊丹市が、島根県飯南町と姉妹都市提携を結んでいて、昔から近所で催される物産フェアなどを見かけるたび、「ユニークな取り組みをしている地方だな」と親しみや好感度がアップ。「大学卒業後は地元を離れて、新天地に挑んでみよう」と決心したとき、真っ先に思い浮かぶ場所となっていました。
もちろん、地域の壁はあると思います。グループ面接では自分以外の学生みんなが中国地方の方言で、早くもアウェイにいることを実感。けれど、だからこそワクワクしてくるし、県庁の方々も私が持ち込む新しい風に期待して、内定をくださったと自負しています。豊かな自然、独自の文化、世界に誇る伝統芸能など。島根県には、まだ多くの人に知られていない魅力がたくさんあります。自分がどのポジションに就くかは未定ですが、追大4年間でのさまざまな体験を活かし、観光誘致、過疎化対策などに取り組み、島根を「第二のふるさと」と思って力を尽くしていきたいです。
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