宇治市役所 内定
地域創造学部 地域創造学科 4年 大阪府立高槻北高等学校 出身
(取材内容は2022年3月時点のものです)
追大の自治体政策論という授業で、昔から漠然と憧れていた公務員が、明確な将来の目標に変わりました。自治体政策論は、人口減少をはじめとした地域課題について、子育て支援や企業誘致など、自治体の解決策を探求する授業で、ゲストスピーカーとして各市の職員の方から具体的な仕事の話も聞くことができました。その学びを通して、多彩な視点で課題解決策を実践する公務員という仕事の魅力と可能性を強く感じたのです。
就職活動では、最終的に19の自治体を受験。結果が出ない時期は辛かったですが、就職・キャリア支援課の方々が本当に親身にサポートしてくださり、最後まで頑張り抜けました。中でも「小さな目標を1つずつクリアするように計画を立てる」という勉強方法を教わってから、筆記試験を突破できるようになりました。面接も苦手で、最初は一人で思い悩んでいましたが、就職・キャリア支援課に相談したことで、「早口になる」という課題を指摘いただき、何度も練習を重ねて改善しました。その結果、宇治市の集団面接では、260人中6位で通過できました。
また、公務員試験の面接や小論文では「あなたなら、この地域の課題をどのように解決しますか」という問いかけが頻出します。自治体の実際の課題と解決事例を学び、自分自身でも解決策も深く考える地域創造学部の授業は、そのまま公務員試験対策にもなっていたのです。公務員志望の学生には最適な学部だと強く感じます。
大学時代はゼミ活動に力を注ぎ、地域研究の3つのプロジェクトに参加しました。1つ目は、コミュニティFM YES-fmでの学生による地域情報発信プロジェクトです。「大阪・ミナミの魅力を発信し、地域の人たちを元気づけたい」をテーマに、ミナミの飲食店を取材し、約30分のラジオ番組を制作しました。地域や事業者の方から「ラジオ番組のおかげでお客様が増えた」と高評価をいただけました。
2つ目は、他大学と連携して、大阪が副首都になるための強みを持つにはどうすれば良いかを考えた副首都・大阪 大学連携プロジェクトです。私たちは小中高の現役教師に取材を敢行して英語教育の現状について調べ、「ICTと姉妹都市を活用したグローバル人財の育成」という課題で発表を行いました。課題解決に向けた思考力や調査力、さらにプレゼンテーション力も養われたと思います。
3つ目は、北海道・ニセコスタディツアー。コロナ禍で外国人観光客が減ったニセコを2泊3日で訪れ、町役場や地域のプロモーション活動を行う団体の方々にインタビューしたのです。観光業だけでなく、ワーケーションをはじめ新たな魅力の訴求を行っていることが分かりました。
3つのプロジェクトを通して、さまざまな方にアポイントを取り、取材できたことは大きな自信となり、「何事も失敗を恐れずに、どんどん挑戦しよう!」という姿勢が生まれました。それこそが、就職活動で諦めずに19の自治体を受験できた原動力にもなったのです。また、卒業制作では、プロジェクトで培った知識やスキルを使い、地元高槻の高槻バーガーと安満遺跡公園をPRする動画を制作し世界に発信しました。確かな手応えがあり、追大で学んだ4年間で、地域活性化の手法を世の中で実践できる力が身についたと実感しました。
今後は、大学での経験をフル活用して、宇治市の魅力をさまざまな手法で伝えながら、新たな観光資源を生み出したいと考えています。
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