国際学部インタビュー
国際学部 国際学科 グローバルスタディーズ専攻 3年 鹿児島県・鹿児島情報高等学校 出身
(取材内容は2025年10月時点のものです)
大学では英語と国際協力について学びたいと考えており、海外企業や国際開発援助団体でのインターンがある国際学部に興味を持ちました。入学の決め手は、1年次の夏から約1か月の語学留学が組み込まれているカリキュラム。さらに、国際機関でのキャリアを持つ先生が在籍していること、4年間で2回の留学に挑戦できる「デュアル留学」制度にも惹かれました。「実践で学びを深めたい」という思いが強かった私にとって、早期から現地で経験が積める環境は大きな魅力。また、留学前の手続きや安全面の準備について国際連携企画課と旅行会社が伴走してくれる体制が整っており、渡航後も常にサポートしてもらえる安心感がありました。
1年次の短期留学では、アメリカ・カリフォルニア州にある語学学校へ。最初は授業についていくことが難しく、3人以上の会話になると相槌しか打てないことも。ネイティブの話すスピードは想像以上で、自分の思いをうまく伝えることができない悔しい思いを何度も重ねました。それでも毎日英語で読み書きを続け、自分から積極的に話しかけたことで、帰国後にはリスニング力の伸びを実感。TOEICは600点台から890点へ一気にスコアアップすることができました。
2年次のフィリピン留学は、語学ではなく国際開発支援について学ぶフィールドワーク型実習。貧困地域を訪れ、現地の人々に直接インタビューを行い、ゴミ問題や支援の必要性について調査しました。そこで気づいたのは、「現地で直接問題に向き合うことで、本当に必要な支援が見えてくる」ということ。日本では当たり前と思っていた「蛇口をひねれば安全な水が出る」「シャワーからお湯が出る」といった生活が、とても恵まれているという事実。そして、収入が少なくても「家族と過ごせることが幸せ」と語る現地の人々の姿に、価値観を大きく揺さぶられました。この留学をきっかけに、身近な人や環境をより大切にしていきたいと考えるようになったと感じています。
印象的な授業は、国連での実務経験を持つ先生による「国際開発支援論」。議題をもとにグループディスカッションを行い、具体的な支援案を考えるといった授業内容です。留学生から興味深い意見が飛び交うことも多く、様々な価値観を踏まえて考えることができるので、より視野が広くなったと感じています。「アドバンスト・イングリッシュ」では、英語でプレゼンテーションを行う練習を行いました。映画や洋楽を英語の音声・字幕で楽しむ習慣もあり、日本語で考えてから訳すのではなく、「最初から英語で組み立てる」思考へと変化。更なる英語力の向上に繋がった授業だと思います。
現在の目標は 在学中にTOEIC900点台を取得すること。通学時間を活用して、毎日15分の英語学習を継続しています。学内の誰でも使用できる留学生交流スペース「E-CO」では、英語での会話が基本ルール。自然に英語を使う環境があることも、本学の魅力のひとつです。
将来は実務経験を積んだうえで、自分の力で海外の大学院へ進学する道も視野に入れています。そして、フィリピン留学で得た学びを原点に、NGOや国際開発の現場で活躍することが私の夢です。参加する立場から、「現場を見学する機会を提供する人」へと成長し、様々な国際協力支援に向き合っていきたいと考えています。
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