学部案内

人と人のつながりを活かして
地域を「元気」にする行動力を育む、
多彩なプロジェクト。
都市でのフィールドワークや、 地方の名産品を使った新商品の提案、世界遺産をテーマにした旅行プラン作りなど 地域活性化にかかわる実践的な学びやプロジェクトを展開。 その地域に根差した人や組織とつながり、 国際化を視野に入れて地域の魅力を発信し、 新たな価値を生み出す次世代のリーダーを育成します。
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1年次
「地域創造」とは何かを知り、
必要な基礎力を養います。 -
2年次
着眼点を鍛え、
地域を深く理解する力を身につけます。 -
3年次
自分の研究テーマに取り組み、
複合的な知識と視点を身につけます。 -
4年次
卒業研究にまとめ、
研究の成果を地元に還元します。
4年間の流れStudy flow
学びの領域Territory
地域の「元気」に貢献するためのアプローチがさらに充実、まちや人と出会い、地域に新しい価値を生み出す力を養成します。
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食農マネジメントコース
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経済、経営、文化の面から、食品の生産・加工・販売の実態、または食生活の変化を分析し、「食」と「農」による地域振興策を検討します。
- 進路イメージ
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- 食品メーカー 食品商社
- 食品小売業 農協 農業従事者
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地域政策コース
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「公共」「社会」「文化」とともに「環境」 を学びの柱として、実践的な地域活動を行い、豊かで持続可能な地域社会の創出に向けて何ができるのかを探究します。
- 進路イメージ
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- 公務員 教員 地元の金融機関
- 地域関連組織(商工会、農協など)
- NPO
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観光コース
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旅行者と住民の交流のあり方を探究し、文化・産業・自然などの地域の資源を活かした新しい観光による地域活性化を考えます。
- 進路イメージ
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- 旅行会社 交通分野(鉄道など)
- 航空会社(CAを含む)
- ホテル・旅館 テーマパーク
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地域デザインコース
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少子高齢化や大規模災害、貧困など、さまざまな社会問題を理解し、住まいや環境、コミュニティのデザインを通じて解決の道筋を探究します。
- 進路イメージ
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- 住宅 インテリア 防災 福祉
- 広告 出版 デザイン
- 情報サービス
学びの特色Features
- 「食」と「農」を生産者、
消費者の視点で考える -
地域の持続可能性を見すえた農産物の生産と供給のあり方、伝統的な食文化の継承の方策を多角的な視点から考察します。消費者のニーズにあわせた商品の革新が求められる中、地域の特産品を使った加工品など、多くの人に求められる食品についても探究します。
- 地域の課題を解決し、
新たな魅力を生み出す -
地域の問題を地域の人々とともに解決する方法について、自然・文化・資源・仕事・夢などをテーマに学術的・実践的にアプローチ。行政・企業・市民の連携のもと、自治体とのワークショップや政策コンテストへの参加などを通じて、地域の新たな魅力を創出します。
- 観光を資源と捉えて、
地域交流と活性化を図る -
文化・産業・自然といった地域の資源を活かしながら、旅行者と地域の人々がどちらも満足できる交流のあり方を探究します。また、地域資源を活かした新しい観光をテーマにフィールドワークを重ねながら、肌で感じたことを大切に、地域活性化に挑戦します。
- 地域における
ユニバーサルデザインを探究する -
誰もが暮らしやすい住まいやまちづくりを実現するには、身体や知覚、状況の異なる人々の言葉を聞き、想像力を働かせることが不可欠です。フィールドワークを通じて、さまざまな社会問題に向き合い、差別のない社会、制度、空間のあり方を探究します。
Pick up 科目Pick up Subject
- 地域経済論
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地域経済分析システム(RESAS)を使ってデータに基づき地域経済を分析し、環境分野など今後の地域経済を支える産業とその支援政策について考察します。

- 食文化概論
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ファストフード市場の拡大や伝統的な食文化の再評価など食を巡るさまざまな事象を取り上げ、グローバリゼーションの中で私たちの食文化が創造的に変化している実態を探ります。

- 観光マネジメント演習
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観光地における取り組みや、旅行会社、ホテル旅館など観光関連事業者について文献・資料調査やフィールドワークを通じ、基礎的知識の修得を目指します。

- 災害復興論
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激甚化・頻発化する自然災害。破壊された地域をいかに再生すべきか。過去の事例を読み解き、復興デザインのあり方を探ります。

- 自治体政策論
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情報公開の考え方や政策形成・執行における議会との関係を踏まえ、中小企業支援、子育て支援など、個別政策を広く考察します。

- 都市空間計画論
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高度なインフラと多様なリスクを抱えた都市。その形成に至るプロセスについて国内外の事例をもとに解説し、課題を議論します。

- 食品安全論
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食品安全問題が多様化する中、国際的な枠組みを整理するとともに、食品安全行政や企業の取り組みについて理解を深めます。

- 観光マーケティング論
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人々の観光行動に対して、マーケティング理論がどのように使われているのか、事例を用いて検討し、関係性を解説します。

取得できる資格Licence
● 中学校教諭一種免許状(社会)
● 高等学校教諭一種免許状(公民)
● 学芸員
●
社会教育主事
(※卒業後、1年以上社会教育主事補を務めた後に取得)
● 准学校心理士
(※教員免許取得者に限る)
進路実績Career path
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就職率※
99.2 % -
- 主な進路一覧
- 日本貨物鉄道株式会社/大阪市高速電気軌道株式会社/西日本旅客鉄道株式会社/西濃運輸株式会社/四国旅客鉄道株式会社/神戸市交通局/日本郵政株式会社/リコージャパン株式会社/シャープマーケティングジャパン株式会社/株式会社ニトリ/株式会社三城/アルフレッサ株式会社/京都信用金庫/住友生命保険相互会社/明治安田生命保険相互会社/全国農業協同組合連合会/日本赤十字社/独立行政法人国立病院機構/株式会社日本旅行/綜合警備保障株式会社/兵庫県警察本部/東京都世田谷区役所/鳥取市役所/宇治市役所/真庭市役所
(2019〜2021年度卒)
※2022年3月卒業生就職率/就職率は就職活動者を分母とした場合の率です。
ゼミ紹介Seminar
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食や農で地域活性化する手法を学び
自ら実践食農マネジメントコース
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今堀 洋子 准教授専門分野:サステナビリティ、共同体
屋久島で自給自足生活を体験したり、古民家レストランでハーブ収穫やまき割りなどの食農体験をしたりとフィールドワークを多数実施。その学びから学生は自由に地域活性化のアイデアを練り、社会で実践します。あるチームは「農村の新たな価値の創造」を目指して、ファームウェディングの実現に向け活動しています。
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地域の食資源について調査し、
発信する食農マネジメントコース
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葉山 幹恭 講師専門分野:農業経営、経営戦略論
地域に存在する食資源と農産物の六次産業化など、その活用状況について調査することがゼミの主な活動です。また、調査だけではなく学生が地域の食に関連するプロジェクトを実施することも重視しており、地域と連携した食育活動や飲食店を取材して情報発信するなどの実践的な取り組みも行っています。
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地域問題解決の方法を調査し
政策提案、実践する地域政策コース
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藤原 直樹 教授専門分野:地域政策、行政・地域経営
政策コンテスト参加、商店街でeスポーツイベント開催、シンガポールや北海道ニセコでのフィールドワーク、コミュニティFMでの番組制作などの活動を行っています。地域問題の解決について調査し提案、実践を通じて、企画力、論理的思考、実行力を磨きます。
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誰もが生き生き暮らせる
地域づくりを探究地域政策コース
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岩渕 亜希子 准教授専門分野:家族社会学、社会調査法
大学で月1回開く認知症カフェの企画・運営に挑戦中!認知症カフェとは、認知症の方、家族、地域の人などが語らう「みんなの居場所」です。誰もが生き生きと暮らせる地域であるために、新しいつながりをどう生み出し、この居場所をどう育てていけばよいのか、みんなで探究しています。
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都市型観光のあり方を
考える観光コース
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菅原 達也 教授専門分野:着地型観光、観光による地域づくり
「都市型観光のあり方を考える」をテーマにしたまちあるきの実施。東京にある大正大学地域創生学部と本学部観光コースの連携プロジェクトとして“おばあちゃんの原宿”で有名な巣鴨地蔵通り商店街やその周辺地域の歴史的な史跡を両大学の学生がチームとなり共同プロジェクトを実施。都市型観光のあり方を考えていきます。
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観光振興を目指した
名所などを現地調査観光コース
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安本 宗春 講師専門分野:観光学
「動く鉄道博物館」として全国から観光客を集める大井川鐵道。学生たちの発案から「観光資源として見る地方鉄道の役割」をテーマとしたプロジェクトを立ち上げ、大井川鐵道への現地調査を実施しました。そして、鉄道を活かした観光振興について探究してきました。
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安定した居住と
美しい環境をデザインする地域デザインコース
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葛西 リサ 准教授専門分野:住宅政策、居住福祉
世帯の多様化、ライフスタイルの変化に伴い、育児や介護などのケアの担い手の喪失、8050問題や孤独死など、さまざまな生活問題が噴出しています。こういった現状に対して、空き家など、地域に点在する社会資源をつなぎ合わせ、地域、住まい、居住支援のデザインから解決の糸口を探ります。
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暮らしをとりまくリスクに
実証的な研究で向き合う地域デザインコース
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田中 正人 教授専門分野:都市計画学、災害復興論
大規模災害、原発事故、ウイルス感染など、私たちの暮らしをとりまくさまざまなリスクに向き合いつつ、いかに安定した居住と美しい環境をデザインするか。フィールドワークに基づく実証的な研究を通じて、公正な社会と空間のあり方を探究しています。