学部案内
反抗期ってなぜ起こるの?
反抗期は心身が大人に成長する過程の1つです。周囲のことが嫌になったり反抗したりするのは、自分の価値観を新たに作り上げ、独立していくための大事なステップです。発達と共に変わっていく心を解明します。
幸せになるために学ぶ
「心がしなやかな人にはどんな特徴があるの?」、「傷ついたり失敗したときはどうしたら前向きになれるの?」、「安心感のある子育てってどんなもの?」といったテーマに心理学研究の手法を用いて取り組みます。
落書きを消せば犯罪が減る?
落書きのような軽犯罪を放置すると、地域のモラルや防犯意識が低下し、凶悪な犯罪が起きやすくなります。このように人々の犯罪に対する意識なども、心理学で扱っています。
心を深く理解し、
人間関係から教育、ビジネスまで
これからの情報社会を生きるために必要な
「使える心理学」を身につける。
心理学は人間関係や教育、ビジネス、犯罪抑止など、さまざまな分野に応用できる学問。心理学部ではこれらの多様な領域をカバーする4コースを開設。国家資格・公認心理師の受験資格取得に対応したカリキュラムも設けています。心や行動をデータ化・数値化する心理学を学び、科学的なものの見方を身につけるとともに、コミュニケーション能力や論理的思考能力も修得できます。
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1年次
心理学の専門的な基礎を学びます。
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2年次
4つの専門コースでの学びがスタート。ゼミ選択の準備をします。
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3年次
ゼミの研究と並行し、「3つの実践プログラム」に取り組みます。
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4年次
研究成果の集大成として、卒業研究・卒業論文に挑みます。
4年間の流れStudy flow
学びの領域Territory
専門教員陣による、心理学のすべての領域が学べる4つの専門コースを設定。
さらに、3つの実践プログラムとの組み合わせにより実践の場で活かせるスキルが身につきます。
4つの専門コース
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社会・犯罪心理学コース
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複数の人がいる状況での個人の心理や、犯罪に至る心の動き、人々の犯罪に対する意識などを学びます。
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認知・脳神経科学コース
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五感と心の結びつきなど、身体と精神のメカニズムを、心理学の実験を通じて追究します。
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発達・教育心理学コース
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人間の発達と心の関係や、教育現場での心の問題について考察。子どもの成長・発達を支援する力を養います。
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臨床心理学コース
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カウンセリングや心理療法、心理検査法などの実習を中心に、臨床心理士になるための基礎力を身につけます。
- 進路
イメージ -
- 心理専門職
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- ○公認心理師
○臨床心理士
○認定心理士
○心理カウンセラー - ○スクールカウンセラー
○児童相談所職員
○家庭裁判所調査官
○社会福祉士
など
- ○公認心理師
- ビジネスに活かした職種
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- ○マーケティング職
○マネジメント職
○人事職
○コンサルタント職
など
- ○マーケティング職
学びの特色Features
国家資格 公認心理師の受験資格取得に対応
多岐にわたる分野での活躍が想定されています
追大で国家資格・公認心理師を目指す
5つのメリット
- 受験資格のすべての科目が履修可能
- 「心理実習」を経験豊富な教員がサポート
- 大学院の2つのコースで公認心理師資格の取得に対応
- 大学院に進学すれば臨床心理士・臨床発達心理士・学校心理士も取得可能
- さまざまな分野で活躍できる専門家を育成する科目を配置
大学院進学
大学院心理学研究科心理学専攻博士前期課程には、3つのコースがあり、そのうち「臨床心理学」「生涯発達・生涯教育心理学」の2つのコースで国家資格である公認心理師の取得に対応しています。
Pick up 科目Pick up Subject
社会・犯罪心理学コース
- 社会心理学講読
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英語で執筆された社会心理学に関する学術論文のディスカッションを通じて、学術論文の読み方、建設的な批判の仕方を身につけていきます。
認知・脳神経科学コース
- 感情心理学
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人は感情の生き物です。感情を理解することなしに人を理解することはできません。この授業では感情のありようと制御を考察していきます。
発達・教育心理学コース
- 子ども学
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さまざまな心理学の知見をもとに、主に「関係性」の観点から、子どもの心の成長・発達や現代社会における課題について考えます。
臨床心理学コース
- 司法臨床心理学
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犯罪者、非行少年、被害者の心理とその援助方法について、実際の犯罪現場の話をもとにしながら学びます。
卒論テーマTheme
● 「大学生における摂食障害傾向と食物に関する認知の関連」
● 「被受容感とソーシャルサポートが青年期のSOC(Sense of Coherence)に与える影響」
● 「大学生の孤独感類型における本来感および自己意識の差異の検討」
● 「相対的剥奪と非就業の原因帰属との関連 —公正世界信念の調整効果の検討—」
● 「色の3原色が軽重感に与える影響」
● 「偶発記憶における自伝的精緻化の有効性を規定する要因 —懐かしさ感情の喚起が自伝的記憶に及ぼす影響—」
取得できる資格Licence
● 中学校教諭一種免許状(社会)
● 高等学校教諭一種免許状(公民)
● 産業カウンセラー(受験資格) (※一般社団法人日本産業カウンセラー協会が実施する「産業カウンセラー養成講座」の修了が必要)
● 認定心理士(認定資格)
● 学芸員
● 臨床発達心理士(大学院在学中受験資格)
● 臨床心理士(大学院修了後受験資格)
● 学校心理士(大学院修了後受験資格)
● 公認心理師(大学院修了後受験資格)
● 社会教育主事(※卒業後、1年以上社会教育主事補を務めた後に取得)
● 准学校心理士(※教員免許取得者に限る)
進路実績Career path
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就職率※
95.7 % -
- 主な進路一覧
- ニデック株式会社/フジパングループ本社株式会社/株式会社べべ/トランスコスモス株式会社/リコージャパン株式会社/株式会社ニトリ/株式会社パリミキ/株式会社ユニクロ/株式会社AOKI/日本郵便株式会社/日本郵政株式会社/株式会社かんぽ生命保険/日本生命保険相互会社/明治安田生命保険相互会社/株式会社すかいらーくホールディングス/株式会社蓬莱/合同会社ユー・エス・ジェイ/株式会社JTB/株式会社スタジオアリス/綜合警備保障株式会社/大阪地方検察庁/厚生労働省(近畿厚生局)/大阪府庁/岐阜県庁/大阪市役所/京都市役所/吹田市役所/伊勢市役所/大阪市教育委員会(教員)/京都府 学校事務職員
(2021~2023年度卒)
※2024年3月卒業生就職率/就職率は就職活動者を分母とした場合の率です。
ゼミ・コース紹介Seminar
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社会・犯罪心理学コース
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日常生活の疑問をテーマに論理的思考を身につける
宮川 裕基 講師専門分野:社会心理学、臨床心理学
人と人との関わりにおいて、私たちが感じる気持ち、私たちの思考、行動の特徴やそれらの原因を科学的に学びます。例えば「SNSを常にチェックしておかないと不安になるのはなぜだろう」、「つらいときに自分とどう向き合ったらよいのだろう」といった、日常生活に根付いた疑問がテーマとなります。自分の興味関心に応じた研究論文を読み込んだり、先行研究を基にゼミメンバーとコミュニケーションを取りながら課題や研究に取り組み、自主性や論理的な思考力を身につけます。
行動心理を学び、社会人として幅広く活躍できる力を修得
増井 啓太 准教授専門分野:社会心理学、実験心理学
社会・犯罪心理学コースでは集団と個人・個人と個人といった個人の心理や、犯罪者側の心理と犯罪被害者側の心理などについて学びます。1年次で心理学の専門知識に触れられるなど、早期から理論と実践を修得できるのも特徴です。集団の中でリーダーシップを発揮できるための行動心理や積極性、主体性などを身につけられるほか、3年次からのゼミ活動では、幅広い心理学領域の中からコースを横断して興味・関心のあるテーマを研究することも可能です。
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認知・脳神経科学コース
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人が他者の顔を認識する際の脳の動きを科学的に実証する
小野田慶一 教授専門分野:認知神経科学、実験心理学
小野田ゼミでは、社会脳や高次認知機能を対象に、その個人差や生物学的基盤を調べる研究を行っています。例えばある学生は、ネガティブな感情をどのような方略で制御することが効果的なのか、その際にどのような脳活動が起こっているかなどを調べています。ゼミ生は各自で興味のあるテーマを見つけ自主的に取り組みますので、担当教員の守備範囲を超えて、幅広いテーマが扱われています。科学的思考を養うことを重視して、研究活動を行っています。
人が他者の顔を認識する際の脳の動きを科学的に実証する
田中 秀明 准教授専門分野:認知神経心理学、生理心理学
高密度脳波計を用いて、私たちが人の顔を認識する際の知覚実験を行っています。例えば、素顔・アイシャドウ・口紅をした顔であれば口紅をつけた顔が最も注意を引くことや、女性の髪の毛は長髪の方が引きつけられることなどを科学的に実証。この実験の論文は世界的な学術雑誌にも掲載され、有意義な結果であると認められています。これらの実験・論文を通じて、実社会で求められる情報収集力や判断力、発想力、論理的な思考力などを養います。
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発達・教育心理学コース
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パッとわかって記憶に残る。そんな表現に共通する法則とは!?
豊田 弘司 教授専門分野:教育心理学
教育現場において、どんな工夫をすれば児童・生徒が知識を定着しやすいか―。例えば「明るい」という言葉の場合、「部屋が明るい」より「照明をつけると明るい」と表現する方が憶えやすい。豊田ゼミではそれが「なぜ憶えやすいのか」「もっと良い表現は無いか」などを心理学的なアプローチから探究。その過程で学生は表現の柔軟性を獲得。正確に印象深く伝える技術はビジネスの現場をはじめ一般社会でも広く役に立ちます。
人がより良く生きるためのカウンセリング能力で
現代社会を生き抜く三川 俊樹 教授専門分野:カウンセリング心理学、学校心理学
「キャリア教育とキャリアカウンセリングの推進」や「家庭の養育力・教育力の支援」などを研究しています。2年間のゼミ活動では、心理調査法を用いた卒業論文・卒業研究レポートの作成と、教育ボランティアとしての心理教育的援助能力を高めることが目標です。また、ゼミでの合宿研修ではゼミ生・教員・卒業生が活発に交流してグループワークを行い、卒業研究につながる課題を明確化すると同時に、社会でも通用する実践的なカウンセリング能力を身につけます。
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臨床心理学コース
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心の仕組みを学び、支援やケアに活かせる知識や技術を身につける
益田 啓裕 准教授専門分野:臨床心理学、福祉心理学
「人は幸せになるために学ぶ」という基本に今一度立ち返り、よく生きるために有用な心理学の知見や技法を、体験的に学んでいきます。ゼミ生同士の対話を通じて自らを振り返りながら、これからの人生で大切にしたいことをテーマに据えて研究を進めていきます。「心がしなやかな人にはどんな特徴があるのか?」、「傷ついたり失敗したりしたときはどうしたら前向きになれるのか?」、「安心感のある子育てとはどのようなものか?」。このようなテーマに心理学研究の手法を用いて取り組み、得られた知見を客観的かつ明確に伝える力を養っていきます。
心理学の知見を学び、社会に活かせる知識や技術を身につける
櫻井 鼓 教授専門分野:臨床心理学、トラウマ
臨床心理学コースではカウンセリングや心理面接などの方法・技術といった、より実践的な力を伸ばします。2年次までは学生を心理カウンセラーやクライエントに見立てた演習でノウハウを磨き、3年次からの実習では実際の現場で心理カウンセラーとして必要となる力を養成。公認心理師や臨床心理士などの資格取得を目指すだけでなく、円滑な人間関係の構築など社会で活きる心理学の知見を学び、さまざまな分野で活躍できる能力や人間性を身につけます。