追手門学院大学 入試ナビ 経済学部

ロジカルシンキングにも、
イノベーションにも強くなる。

経済とは、商品やサービスを生み、使い、お金を循環させる仕組みのこと。経済学部では経済を理論的に考え、社会に役立つ思考力を養います。追大ならではの、生活や進路に直結した多彩な7コースで、経済学をより深く実践的に学べます。経済学はどの国でも、どの地域社会でも通用する学問です。興味ある分野を探究し、将来の活躍の場を世界へ広げてください。

4年間の流れStudy flow

1年次

経済学の基礎とともに、
大学での学び方を身につける。
2年次

コースに分かれての学びと
プログラムでの学びがスタート。
3年次

自分の興味を追究しながら知識の幅を広げる。
4年次

コース演習（ゼミ）で進路につながる
学びを深める。

学びの領域Territory

公共経済コース

公務員はもとより、政府や外国と連携する企業を志望する学生にも豊富な実例教材を提供します。

進路イメージ

公務員
研究機関

金融経済コース

良き社会を実現するための大切なインフラでもある「金融」。上手な付き合い方をともに考え発信していきましょう。

進路イメージ

金融機関
コンサルタント

環境経済コース

経済学で環境価値を分析するグループワークを通じて、サスティナブルな社会を実現していくための人材を育成します。

進路イメージ

メーカー
ESG分野

消費経済コース

AIを駆使する物流センター、顧客を引き込むQRコードなど流通の大変革に突撃します。

進路イメージ

流通
ネット・ビジネス

生活経済コース

みんなが快く働きたい社会づくりへ、身近な知恵を凝縮する、楽しいディスカッションを行います。

進路イメージ

福祉医療
人材産業

多様社会コース

さまざまな人々が共生し、暮らしやすい未来に向けて、社会課題の解決に取り組みます。

進路イメージ

公共機関
起業家

国際メディアコース

国際的視座を養いながら取材し、複雑な事象を公正に伝えていく力を身につけます。

進路イメージ

報道機関
総合商社

ロジカル・シンキングを修得し、
世の中を見通す力を養う。

1年次は、少人数クラスの手厚い指導の中、大学生に適する勉強方法そのものの学びはもとより、経済学部教員の学術研究の面白さに触れることで4年間の発展的学びをイメージします。

少人数クラスで手厚く指導し、経済学の基礎を身につける。
基幹科目を系統立て学修し、ロジカル・シンキングを身につける。

数理科目統計学総論、経済数学入門
経済史科目日本経済史、グローバルヒストリー
ミクロ経済学入門
マクロ経済学入門

学びの特色Features

企業を招いた実践的なトレーニングが充実。

停滞する日本社会でイノベーションを起こしたいという学生のために、追大は多様なトレーニングを用意しています。有力企業のDX^※責任者が講評するプレゼン学習、男女共同参画など社会課題への提案を試みる演習などを展開。ビジネスの最前線で活躍する実務家から直接教わり、評価をいただく貴重な機会になります。

※DX（デジタルトランスフォーメーション）：デジタル技術とデジタル・ビジネスモデルを用いて組織を変化させ、業績を改善すること

社会での少子化や男女共同参画などの課題を 解決する実践的な力を修得長町理恵子准教授: 少子高齢化が進む中、多様社会での働き方や生活、男女共同参画やダイバーシティの考え方、企業や自治体の取り組みなど身近な経済・社会について学びます。現状をふまえた社会の課題解決への柔軟な思考力と実践力を修得し、具体的な目標に向かって就職活動に挑み、進路や将来の可能性も広げられます。
経済学を応用して 環境配慮型商品の価値を調査・分析する何彦旻准教授　松田年弘准教授: 環境への配慮が企業と消費者の双方に求められる現代社会。経済学の観点から環境問題を解決するアプローチを理論的にも実践的にも理解できる学習プログラムを用意しています。2年次には学生が環境配慮型商品の価値を調べる調査方法を学び、グループ単位で実践した様子が自治体の環境フェアで紹介されました。
アイデアと専門知識を「協働」で実践に移す 『日経STOCKリーグ』に参加四塚朋子教授: 金融は、必要な資金を経済全体に循環させる心臓のような存在です。「社会の抱える問題を意識しつつ、どのような未来を想像し創造していくか」というテーマのもと、自分たちで投資信託を開発するプロジェクトに参加します。情報の収集・分析・シェアを通じて、今後の成長産業や企業を見極めるチャンスでもあります。
OE50^※OTEMON ECONOMICS FIFTY （経済学部特別選抜プログラム）リーディングカンパニーへの就職を目指し、 ビジネススキルを徹底的に鍛える: 「OE50」には、2年次の最初に100名余りの学生がエントリーし、リーディングカンパニーへの就職を目標に、早期からの特別授業やSPI試験対策、IT系科目を履修します。学生たちは各自のキャリアプランを明確にして、目標とする業界・職種・企業を絞り込んでいきます。そして各自の意欲や到達度から総合的に評価を行い、3年次の最終時点で約50名を選抜。教員のきめ細かなサポートを受けながら就職活動に臨みます。
※［OE50］３年次終了時に約50名を選抜

カリキュラムCurriculum

Pick up 科目Pick up Subject

社会保障: 若者たちの将来不安が高まる中、社会経済情勢の変化に社会保障制度がどう対応していくべきか学びます。

地方財政: 国、地方、私たちをつなぐ財政制度や地方行政サービスのあり方を通じ、社会の仕組みを学びます。

消費データ分析: 家計調査のデータから、さまざまな商品の消費と年齢・居住地などとの関係を分析し、販売促進策を考えます。

環境経済学: 幅広い環境問題に対処し、豊かな社会を築いていくためには、どのような考え方や方法があるかを経済学的に考えます。

取得できる資格Licence（2024年4月現在)

● 中学校教諭一種免許状（社会）
● 高等学校教諭一種免許状（地理歴史・公民・商業）
● 学芸員
● 社会教育主事
（※卒業後、1年以上社会教育主事補を務めた後に取得）
● 准学校心理士
（※教員免許取得者に限る）

進路実績Career path

就職率※ 97.9 %

主な進路一覧: 株式会社伊藤園／スズキ株式会社／株式会社村田製作所／山崎製パン株式会社／株式会社荏原製作所／NTN株式会社／富士ソフト株式会社／トランスコスモス株式会社／Sky株式会社／株式会社アルファシステムズ／近畿日本鉄道株式会社／キヤノンシステムアンドサポート株式会社／株式会社ローソン／京都中央信用金庫／日本郵便株式会社／株式会社関西みらい銀行／株式会社オリエントコーポレーション／株式会社りそな銀行／明治安田生命保険相互会社／セキスイハイム近畿株式会社／大和ハウス工業株式会社／東武トップツアーズ株式会社／大阪国税局／国土交通省（近畿地方整備局）／厚生労働省（兵庫労働局）／滋賀県庁／大阪市役所／草津市役所／杉並区役所／大阪府教育委員会（教員）
（2021～2023年度卒）

※2024年3月卒業生就職率／就職率は就職活動者を分母とした場合の率です。

ゼミ紹介Seminar

社会問題と地方財政をテーマに 問題解決能力を養う 公共経済コース: 細井雅代教授専門分野：地方財政論

2017年度は「ブラック企業」に注目しました。この問題に対して社会が負担する費用が発生するという懸念から、早急に自治体が効果的な対策に取り組む必要があると考え、調査研究をしました。学生のブラック企業へのイメージ、労働基準法の知識、どのような性格の持ち主がブラック企業で働き続けてしまうのかなどのデータを独自に集め、分析し、そこから見えてくる有効な対策を考え出します。科学的な目で社会問題に対する解決策を練り上げる力を養います。
金融関連の基礎知識を身につけて、 仕事や生活に役立てる 金融経済コース: 四塚朋子教授専門分野：ファイナンス

金融の仕組みと社会的な役割、行動ファイナンス（投資家が陥りがちな過ちの癖を知るための学問）を中心に学んでいます。金融業界への就職者が多く就職活動に直結していますが、たとえ金融業界に就職しなくても資産運用・住宅ローン・保険など、いずれは顧客として金融のお世話になる日が来るので、賢い選択ができることは大切です。どの学生も、プレゼンで表現したいことが相手に伝わる手応えを経験しながら成長しています。
行政や企業が注力しているエネルギーと 環境への施策を、 経済の視点から考察する 環境経済コース: 松田年弘准教授専門分野：エネルギー経済学

環境経済学とエネルギー経済学をテーマとしたゼミです。日本経済エネルギーの確保と廃棄物による環境悪化という問題を抱えています。しかし、それらを解決して新しい経済社会やビジネスチャンスが生まれる可能性も秘めています。ゼミ生はこれらの問題に取り組むことで学ぶ楽しさを知り、自分が関心を持つ研究テーマを見つけて発表します。また、読解や分析、発表、企画、グループワークなど社会での実践力向上も目指します。
仮説をもとに消費動向を分析。 社会のニーズを把握する力を養う 消費経済コース: 小椋真奈美教授専門分野：応用計量経済学、経済統計学

学生でグループをつくり、ネット通販やスマホアプリなど、近年の消費動向を探るテーマを設定。幅広い世代を対象にアンケートを行います。集計データは、各自が設定した仮説をもとに分析。結果は報告書にまとめ、各グループで発表を行います。ここで得られるデータ分析の知識やスキルは、商品開発やマーケティングといった業種での活躍につながります。また、アンケートにインターネットを活用するなど、ITスキルも培えます。
ライフプランニングに 必要な知識を身につけ、 生活を充実させ、進路にも活かす 生活経済コース: 村田美希准教授専門分野：社会保障

年金や社会保障について学ぶとともに、制度を支える財政面の問題についても理解を深めます。難しい問題のように思えますが、社会保障は、結婚、出産、育児、介護など、生涯に関わります。それらを学ぶことで、しっかりと先を見据えて暮らしていけるようになります。仕事と家庭を両立させる会社選びなどをテーマにすることもあります。座学だけでなくグループワークなどを通じてヒアリング能力や交渉力などを身につけることを目指します。
問題解決に向けた分析力を養う 多様社会コース: 栗山直子教授専門分野：少子高齢化・多様化社会

フードロスなどUp to Dateな時事問題など、幅広い視野に立った多様なテーマをとりあげ、学生のみなさんの自己表現をブラッシュアップします。例えば、ゼミ発表を通じて自分の思いを的確に相手に伝える術を修得します。卒論研究ではブレインストーミング法、KJ法を用いて、問題解決にあたるための分析力を身につけます。
国際感覚と構想力を磨く 国際メディアコース: 佐藤伸行教授専門分野：国際関係論

国際報道の元記者が担当。国際政治を軸に、ジャーナリスティックな問題発見力や政策構想力を培います。グローバルな意識を身につけるため、英文記事を教材に、読解力の向上と知識の蓄積を図ります。そのうえで、現代の私たちが抱える課題とその対策について討議していきます。調査・取材の成果を、新聞制作を通じて発表する試みにも取り組みます。
経済社会読み解く知の冒険 国際メディアコース: 藤好陽太郎教授専門分野：ヨーロッパ経済、地域経済

「複雑な経済社会を読み解けるようになること」がゼミの目標です。運営は学生主体で、楽しく挑戦する力が身につきます。関西広域連合主催の大学生意見交換会に参加することで、現場取材や執筆、プレゼンの力が磨かれます。また書籍の輪読で教養を積み、就職活動に臨みます。卒論執筆と発表会は良い思い出になることでしょう。