スマート漁業の社会実装

Shuta Ueno

上野 衆太教授、博士(工学)

無線通信、ドローン技術、分散型台帳技術

情報工学科

研究の概要

スマート漁業は、複数の無人船舶や水中ドローンで海中海底にいる魚介類を捕獲したり、海底のレアメタルを採取するシステムです。長時間のロボット作業を中心とした漁業は、安全かつ持続可能なシステムとして期待されています。

第6世代移動通信(6G)では空・海・宇宙をエリア化する超カバレッジ拡張の実現を目指しており、その1つ、海中通信の高速化・長距離化・安定化が研究されています。

当研究室では、ビットコインやイーサリアムに代表されるブロックチェーンを使った情報分散型ネットワークの応用技術をスマート漁業に組み込み、気象レーダ、魚群検知やAI解析データ等を情報共有してシステム統合することを研究しています。

研究成果の社会での実装、活用シーン

ロボティクス技術、次世代通信技術、AI解析の実用化開発が進む中、システム間のデータ連携にブロックチェーン技術を組み入れてデータを分散的に共有して、多様な事業者が参入できるスマート漁業を社会実装することを目指しています。

高校生へのメッセージ

視野を広げて、様々なことに挑戦し、経験を積みましょう。
友人と協力し合い、悩んだら教職員に相談しましょう。
大学で成長する機会と環境を楽しみましょう。