革新的なモータ技術が世界を変える
Hiroki Goto
後藤 博樹教授、博士(工学)
(2026年4月着任予定)
モーター設計・制御、発電機設計・制御
電気電子工学科

研究の概要
本研究室では、モータや発電機とその応用にに関する研究を行っています。現在のモータや発電機はその単体では意味をなさず、高性能なデジタル制御技術、高効率な電子回路と一体となって成立しています。そのため、本研究室では、これらの要素の全てについて個別に研究するだけでなく、これらを一体とした技術の確立を目指して、革新的なモータ構造とその効率的な設計方法、性能を引き出す制御方法や駆動回路などについて研究を行っています。また、モータに求められる性能は普遍的なものでなく、その応用対象に左右されるため、モータのみだけでなく、実際に電気自動車や電動車椅子などを製作し、応用技術に関する研究も行っています。

研究成果の社会での実装、活用シーン
モータは電気自動車、医療機器、ロボット、産業機器など、ありとあらゆるものに使用され、私たちの生活を支えている基盤的な技術ですので、その性能向上や高効率化、低コスト化は非常に重要です。また、地球環境問題の解決のため、自動車などこれまで使用されて来なかった分野にも使われるようになり、その重要度はどんどん上がっています。これから、空飛ぶ自動車や家庭用ロボットなどでも大量に使用される時代がやってくるでしょう。
高校生へのメッセージ
モータが電気工学や電磁気学を基礎に実用化されたのは130年以上前と言われていますが、材料や製造技術だけでなく、半導体やコンピュータ技術の発達により、デジタル制御や計算機援用設計技術を味方につけ、今もどんどん発達している、古くて新しい技術です。これは、ありとあらゆる電気電子技術の結晶と言っていいもので、今後、カーボンニュートラル社会やAIロボット技術の実現にももちろん不可欠です。そんな、未来の社会の実現のために私たちと一緒に研究してみませんか?